株式会社豊島工業
豊 島 博 昭 Toyoshima Hiroaki

はつり作業もいまは環境に配慮する必 要があり、ブレーカーは防音カバーを 使っての作業が標準化してきています。 今まで使ってきた防音カバーは、音は 確かに低くなるが、ノミ先がよく見え ないので危険なことも何度かありまし た。またすぐに駄目になることが多か ったです。
それが、「富士ZET」を使ってみて思っ たことは、防音効果があり打撃力も落 ちないことと、ノミ先がよく見えて作 業がしやすく作業効率がいいので喜ん でいます。また、結構使っているのに なんとも無いのには正直驚きました。 たまたま知り合いの人に教えてもらっ たのですが、本当に重宝していてこれ からもしっかり使わせていただきます。

財団法人 日本建築総合試験所に依頼をし、騒音測定を実施。コンクリートブレーカーに防音カバー「富士ZET」をつけることにより、騒音レベルが87.4dB で、なんと10.3dBもの騒音低減効果 のあることが判りました。また、遮音効果も16Hz~8kHzの全帯域で表れており、低い音から高い音までに対して遮音効果 があることも判明。
①では、測定時にビデオ録画したものを掲載。②では測定についての詳細を記しています。
防音カバー「富士ZET」製品の騒音測定>
試験実施日時 2011年6月13日(月)午後1時~同日午後3時(室外温湿度22~24℃、65~71%RH)
試験実施場所 大阪市城東区永田3丁目11番6号
試験機関 財団法人 日本建築総合試験所:GBRC(所在地:大阪府吹田市藤白台5丁目8番1号)
センター長 :工学博士 井 上 一 郎 
担当部署:試験センター 建築物理部 環境試験室
技術管理者:環境試験室長 工学博士 小 南 一 也 
試験担当:田 中 学
試験体 ハンドブレーカー用防音カバー(商品名:富士ZET)
参考として従来品についても同様の測定を行った
試験方法および試験条件 試験に際しては、屋外のコンクリートで固めた地面上でハンドブレーカー(NKS社製、CB-30)を用いたハツリ作業を行い、前述の防音カバー有無の各状態での騒音レベルを測定した。そして、騒音レベルの測定値の差分から、防音カバーの遮音効果(ハツリ作業騒音に対する低減効果)を求めた。
測定状況の概要を以下の図1に、測定実施状況を1の項目の録画ビデオに、使用したハンドブレーカー、防音カバーを取り付けた状態を、従来品比較に見る先進性ページの1の項目の録画ビデオに、それぞれ示しています。

騒音レベルの測定は、JIS8731:1999「環境騒音の表示・測定方法」に基づき実施。ハンドブレカーによる作業位置から水平方向5.0m・地面より1.5mの位置に受信マイクロホンを固定し、精密騒音計(RION㈱製、NA-27型)を使用して、LAeq,10sec(計測時間10秒間の等価騒音レベル)を測定。また、同時に、発生騒音の周波数も分析した。その際の周波数範囲は中心周波数16Hz~8kHzの10帯域1/1オクターブバンドとした。
試験結果および
(財)日本建築総合試験所
による考察
騒音測定の試験結果を表1および図2に示しています。(右の写真は騒音測定時に,RION㈱製精密騒音計での数値を撮影したものです)また、周波数特性の分析結果を表2に示しています。
表1および図2より、ハンドブレーカー(CB-30N)に防音カバー「富士ZET」を取り付けることにより、騒音レベルが87.4dBで,10.3dBもの騒音低減効果があることが判る。これは従来品の効果8.9dBよりも大きいことが判ります。また、表2より、防音カバー「富士ZET」の、遮音効果は16Hz~8kHzの全帯域で表れており低い音から高い音までに対して遮音効果があることが確認できます。


右の写真は「富士ZET」の数値を測定時に撮影 →