②の詳細事項で、財団法人日本建築総合試験所による考察の中でも述べられているように、防音カバー「富士ZET」製品は、低音から高音域まで遮音効果があることが判明。その騒音測定時のビデオ録画をぜひ一度ご覧ください。
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試験実施日時 | 2011年6月13日(月)午後1時~同日午後3時(室外温湿度22~24℃、65~71%RH) |
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試験実施場所 | 大阪市城東区永田3丁目11番6号 |
試験機関 |
財団法人 日本建築総合試験所:GBRC(所在地:大阪府吹田市藤白台5丁目8番1号) センター長 :工学博士 井 上 一 郎 担当部署:試験センター 建築物理部 環境試験室 技術管理者:環境試験室長 工学博士 小 南 一 也 試験担当:田 中 学 |
試験体 |
ハンドブレーカー用防音カバー(商品名:富士ZET) 参考として従来品についても同様の測定を行った |
試験方法および試験条件 |
試験に際しては、屋外のコンクリートで固めた地面上でハンドブレーカー(NKS社製、CB-30)を用いたハツリ作業を行い、前述の防音カバー有無の各状態での騒音レベルを測定した。そして、騒音レベルの測定値の差分から、防音カバーの遮音効果(ハツリ作業騒音に対する低減効果)を求めた。 測定状況の概要を以下の図1に、測定実施状況を1の項目の録画ビデオに、使用したハンドブレーカー、防音カバーを取り付けた状態を、従来品比較に見る先進性ページの1の項目の録画ビデオに、それぞれ示しています。 騒音レベルの測定は、JIS8731:1999「環境騒音の表示・測定方法」に基づき実施。ハンドブレカーによる作業位置から水平方向5.0m・地面より1.5mの位置に受信マイクロホンを固定し、精密騒音計(RION㈱製、NA-27型)を使用して、LAeq,10sec(計測時間10秒間の等価騒音レベル)を測定。また、同時に、発生騒音の周波数も分析した。その際の周波数範囲は中心周波数16Hz~8kHzの10帯域1/1オクターブバンドとした。 |
試験結果および (財)日本建築総合試験所 による考察 |
騒音測定の試験結果を表1および図2に示しています。(右の写真は騒音測定時に,RION㈱製精密騒音計での数値を撮影したものです)また、周波数特性の分析結果を表2に示しています。
表1および図2より、ハンドブレーカー(CB-30N)に防音カバー「富士ZET」を取り付けることにより、騒音レベルが87.4dBで,10.3dBもの騒音低減効果があることが判る。これは従来品の効果8.9dBよりも大きいことが判ります。また、表2より、防音カバー「富士ZET」の、遮音効果は16Hz~8kHzの全帯域で表れており低い音から高い音までに対して遮音効果があることが確認できます。 右の写真は「富士ZET」の数値を測定時に撮影 →
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